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 和気町の佐伯地区には日蓮宗の不受布施派のいわれのある史跡がいくつもあります。
江戸時代にキリシタンに対する弾圧と同じくらい備前岡山藩の池田光政の「廃佛向儒策」により、仏教を廃し神道・神職
請けを奨励し、不受布施派の寺を311廃止し僧585人を追放した、この法難に対し寛文6年1666年父井原で「真如院
妙浄日能」尼が断食して入定するなど抗議があったそうです。

このようななか、寛文8年1668年佐伯村の本久寺出寺僧の妙覚院日閑は、寺を逃れ各地を流浪していたが、ついに発
見され、日閑ほか二人が岡山へ護送された。

 これを伝え聞いた地元の信者達は三名を釈放するよう要求した、役人からは改宗すれば釈放しないでもないとほのめか

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