間違って、肩の高さからドロップしたらどうすればいい?
(2019年2月号掲載)
Q.
今年からドロップは膝の高さからすることに変更になったそうですが、うっかり肩の高さからドロップしてしまいました。こんなとき、どうすればよいのでしょう。
A.
ストロークする前に、無罰で、膝の高さからドロップしなおさなければなりません。
【解説】
規則14.3b「球は正しい方法でドロップしなければならない」には、次のようにあります。
球を間違った方法でドロップした場合:プレーヤーが再びドロップをせずに、その代わりに間違った方法でドロップした球が止まった場所からストロークを行った場合:
- プレーヤーは正しい方法で再びドロップしなければならず、プレーヤーがそうしなければならない回数に制限はない。
- 間違った方法でドロップした球は、規則14.3c(2)に基づいてプレースしなければならなくなる前に行う2回のドロップにはカウントしない。
- その球を救済エリアからプレーした場合、プレーヤーは1罰打を受ける(しかし、規則14.7aに基づく誤所からのプレーはしていない場合)。
- しかし、球を救済エリアの外からプレーした、またはドロップしなければならないのにプレースした後にプレーした場合(どこからプレーしたかにかかわらず)、プレーヤーは一般の罰を受ける。
このように、球をストロークする前に誤りに気付けば、正しい方法でやり直すことができ、罰も発生しません。しかし、誤りに気付かずにストロークをしてしまった場合、罰を受けてプレーを続けなければなりません。
肩の高さからドロップした球が救済エリア内に止まっていて、それを打った場合は1打罰。救済エリア内に止まっていなかった場合には、一般の罰、つまり2打罰を受けることになります(2019年から、ドロップした球は救済エリア内に止まらなければなりません)。