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カラスに球を持っていかれた!

(2019年4月号掲載)

Q.

2打目を打とうと球に向かっていたところ、カラスが球をくわえて持って行ってしまいました。この場合どの様にすればいいでしょうか?

A.

カラスが球を持って行く様子が目撃されていますので、罰はなく、球を元あった箇所にリプレースしなければなりません。

【解説】

カラスは規則上「外的影響」に定義されます(旧規則での「局外者」に相当します)。規則9.6「外的影響が拾い上げた、動かした球」には次のようにあります。

 外的影響(ストロークプレーの別のプレーヤーや別の球を含む)がプレーヤーの球を拾い上げたり、動かしたことが「分かっている、または事実上確実」な場合:
  • 罰はない。そして、
  • その球を元の箇所にリプレースしなければならない(分からない場合は推定しなければならない)(規則14.2参照)。
 これはそのプレーヤーの球が見つかっていたかどうかにかかわらず適用する。
 しかし、外的影響が球を拾い上げたり、動かしたことが「分かっている、または事実上確実」ではなく、その球が紛失となった場合、プレーヤーは規則18.2に基づいてストロークと距離の救済を受けなければならない。

 質問のケースでは、カラスが球を動かしたことは「分かっている、または事実上確実」です。よってこの規則の通り、無罰で球を元の位置にリプレースしなければなりません。元の球が回収不能の場合は、別の球に取り換えることができます。
 ただし、無罰でリプレースできるのは「分かっている、または事実上確実」な場合のみです。これは確率で言うと「95%以上」だそうです。「ボールがこっちに飛んで来たので絶対にOBではない、周辺にはカラスが飛んでいる」という状況だけでは、地面に埋まった可能性や、芝の深いところに隠れている可能性を排除できないため、「カラスが持って行ったことは事実上確実」とは言えません。その場合は、紛失球として元の位置から打ち直さなければなりません。

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