今年からティーショットをチョロしても、再ティーアップできる!?
(2019年7月号掲載)
Q.
今年から、ティーショットを空振りして球がティから落ちても、再ティーアップできると聞いたのですが、本当でしょうか?
A.
落ちた球が「ティーイングエリア」内にある場合に限り、再度ティーアップすることが出来ます。(ただし空振りの1打はカウントするので、次は2打目になります。)
【解説】
規則6.2b(6)「インプレーの球がティーイングエリアにある場合」には、次のようにあります。
プレーヤーのインプレーの球がストローク後に(例えば、ティーアップされた球を空振りした)、または救済を受けた後にティーイングエリアにある場合、プレーヤーは次のことができる:
- 罰なしに球を拾い上げたり、動かす(規則9.4b例外1参照)。そして、
- 規則6.2b (2)に基づいて、ティーイングエリアからティーアップ、または地面からその球か別の球をプレーするか、球をあるがままにプレーすることもできる。
よって何打目であっても、球がティーイングエリア内にある限り、プレーヤーはその球をティーアップすることが出来るのです。
ただし、ここでいう「ティーイングエリア」とは、ティーインググラウンド全体のことではなく、プレーヤーが最初にティーアップする区域のことですのでご注意ください。つまり、「プレーヤーが使用するティーマーカー2つの最も前方を結ぶ線を前の線として、外側の線を横の線とする、奥行き2クラブレングスの長方形のエリア」のことです。
球の一部でもティーイングエリア内に触れている、またはその上にあれば、その球はティーイングエリア内にあるとみなされます。