グリーン上の傷は修理できるの?
(2019年8月号掲載)
Q.
グリーン上に、何かでひっかいたような傷があるのですが、修理してもよいのでしょうか。
A.
修理できます。今年から、グリーン上の損傷は修理することができるようになりました。ただし、自然な凹凸や、エアレーションの穴などは修理できません。
【解説】
規則13.1c「パッティンググリーン上で認められる改善」では、球がパッティンググリーン上にあるかどうかにかかわらず、プレーヤーは「パッティンググリーン上の損傷」を修理できることが定められています。
「パッティンググリーン上の損傷」の定義については、同規則で次のように定められています。
「パッティンググリーン上の損傷」は人や外的影響によって生じるあらゆる損傷を意味する。例えば:
しかし、「パッティンググリーン上の損傷」には次の結果として生じる損傷や状態は含まれない:
- ボールマーク、靴による損傷(例えば、スパイクマーク)、そして用具や旗竿が原因となる擦り傷や窪み。
- 古いホールの埋め跡、芝の張り替え跡、張芝の継ぎ目、メンテナンス器具や車両による擦り傷や窪み。
- 動物の足跡、蹄の窪み。そして、
- くい込んでいる物(例えば、石、どんぐり、ティー)
- パッティンググリーン全体の状態を管理するための通常の作業(エアレーションの穴、バーチカル・モゥイングによる溝)。
- 自然な表面の欠陥(例えば、雑草、地肌が露出した区域、病気または生長がまばらな区域)。または、
- ホールの自然な摩耗。
これにより、何かでひっかいたような傷は「損傷」に該当しますので、修理することができるのです。