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じゃまになるペナルティエリアの杭は抜いていい?

(2020年3月号掲載/一部変更)

Q.

球がペナルティエリア内のプレーできるところに止まりました。そのまま打とうと思うのですが、ペナルティエリアを標示する杭がスイングの邪魔になります。こんなとき、これを抜いてもいいのでしょうか。

A.

合理的な努力でその杭が抜けるのであれば、無罰で抜くことが出来ます。

【解説】

ペナルティエリアや修理地の境界を定める杭は、規則上「動かせる障害物」か「動かせない障害物」のどちらかとなります。このどちらになるかは、「合理的な努力でその障害物やコースを損傷させずに動かすことができる」かどうかで決まります。(ただし、特にそのコースのローカルルール等で定められている場合を除きます。)

ペナルティエリアや修理地の杭が合理的な努力で抜ける場合、その杭は「動かせる障害物」となり、規則15.2a「動かせる障害物からの救済」が適用になります。その内容は、「プレーヤーはコース上やコース外のどこででも動かせる障害物を取り除くことができ、その方法は問わない。」というものです。よってプレーヤーは、その杭を無罰で取り除くことが出来ます。

一方、ペナルティエリアや修理地の杭が合理的な努力で抜けない場合、その杭は「動かせない障害物」となり、規則16.1「異常なコース状態(動かせない障害物を含む)」が適用になります。しかし、この規則による救済は、球がペナルティエリアにある場合は適用されません。「動かせない障害物」に対しては、「ペナルティーエリアでのプレーヤーの唯一の救済は規則17に基づく」となっており、つまりプレーヤーは、1罰打付加してペナルティエリアの救済(規則17参照)を受けるしかないのです。

以上をまとめると、次の通りです。

プレーヤーの球がペナルティエリア内にある場合、

  • 杭が合理的な努力で抜けるのであれば、無罰で抜くことができる。
  • 杭が合理的な努力で抜けなければ、無罰での救済は受けられない。

なお、プレーヤーの球がジェネラルエリアにある場合には、ペナルティエリアの杭が抜ける場合に無罰で抜くことはもちろんできますし、杭が抜けない場合でも、「動かせない障害物」の救済を無罰で受けることができます。

ただし、以上の説明はすべてペナルティエリアや修理地の杭についてです。OB杭については、2019年12月号で解説したように、抜くことも救済を受けることも認められませんのでご注意ください。

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