間違ったティーイングエリアからティショットしてしまった!
(2020年5月号掲載)
Q.
ストロークプレー中に本当はフロントティからティショットするはずが、間違ってシルバーティからティショットしてしまいました。こんな時、どうすればいいでしょう?
A.
2罰打を加えてフロントティ(正しいティーイングエリア)からプレーしなおさなければなりません。
【解説】
規則6.1b「球はティーイングエリアからプレーしなければならない」には、次のようにあります。
プレーヤーは規則6.2bに基づいてティーイングエリアから球をプレーすることによって各ホールをスタートしなければならない。
ホールをスタートするプレーヤーがティーイングエリアの外( 同じホールや別のホールの異なるティーイング場所にある間違ったティーマーカーからプレーした場合を含む)からプレーした場合:
(中略)
( 2 )ストロークプレー。プレーヤーは一般の罰( 2 罰打)を受け、ティーイングエリアから球をプレーすることによってその誤りを訂正しなければならない:
- ティーイングエリアの外からプレーされた球はインプレーではない。
- そのストロークと、誤りを訂正する前に行ったストローク( 行ったストロークと単にその球をプレーしたことに対する罰打を含む)はカウントしない。
- プレーヤーが別のホールを始めるためのストロークを行う前に、またはそのラウンドの最終ホールではそのプレーヤーのスコアカードを提出する前にその誤りを訂正しなかった場合、プレーヤーは失格となる。
これにより間違ったティーイングエリアからプレーした場合、プレーヤーは2罰打を加えて正しいティーイングエリアでプレーしなおさなければならないのです。
もし、そのままホールアウトし、次のホールのティショットを打ってしまったり、最終ホールであればスコアカードを提出してしまうと、上記規則にあるように失格になってしまうのでご注意下さい。