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カート道から救済を受けたのにまだ足がかかるときは?(球を救済エリア内にドロップした場合)

(2020年8月号掲載)

Q.

 球がカート道の上にあったので、救済を受けて無罰で球をドロップしました。球は少しカート道のほうに転がって止まりました。それから球を打とうとしたところ、スタンスがそのカート道にかかります。こんなとき、そのまま打ってもよいのでしょうか?

A.

 そのまま打ってはいけません。その球は「救済エリア」内に止まっていないので、エリア内に球が止まるよう、再ドロップする必要があります。

【解説】

 カート道からの救済を扱っている規則16.1bでは、救済を受ける際、球は「救済エリア」内にドロップされ、その「救済エリア」内に止まらなければならないことが定められています。また、「救済エリア」は、「異常なコース状態によるすべての障害からの完全な救済でなければならない」とも定められています。「障害」にはスタンスがかかることも含まれますので、質問のように球にアドレスをとったときにスタンスがカート道にかかるということは、球は「救済エリア」から出てしまっていることになります。もしもその球をそのまま打ってしまうと、誤所からのプレーで2打罰となってしまいます。

 球が「救済エリア」から出てしまった場合、規則14.3c(2)「正しい方法でドロップした球が救済エリアの外に止まった場合にすること」が適用になります。その内容は次の通りです。

球が救済エリアの外に止まった場合、プレーヤーは正しい方法で2回目のドロップをしなければならない。
球が再度救済エリアの外に止まった場合、プレーヤーは、規則14.2b(2)と規則14.2eに基づく球をリプレースする手続きを使用して球をプレースすることにより救済を完了しなければならない:
  • プレーヤーは2回目にドロップしたときにその球が最初に地面に触れた箇所に球をプレースしなければならない。
  • プレースした球がその箇所に止まらない場合、プレーヤーはその箇所に2回目のプレースをしなければならない。
  • 2回目にプレースした球がその箇所にまた止まらない場合、プレーヤーは規則14.2eに基づいて球が止まる最も近い箇所に球をプレースしなければならない。

 これにより、解答の通り、プレーヤーは「救済エリア」内に球が止まるよう、球を再ドロップしなければならないのです。そして、もしも再ドロップしても球が「救済エリア」から出てしまった場合には、2度目のドロップの際に球が最初に地面に触れた箇所に、球をプレースします。

 なお、以上は、「救済エリア」内にドロップされた球がエリア外に出てしまった場合の話です。そもそも「救済エリア」内に球がドロップされていない場合には、規則14.3c(2)ではなく、規則14.3b「球は正しい方法でドロップしなければならない」が適用になります。これについては、次回解説したいと思います。

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