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自分に有利な球を拾い上げないよう、同伴競技者に頼める?

(2020年11月号掲載)

Q.

 ストロークプレーでの競技中、グリーンに向けてアプローチをする際、ホールの近くにある同伴競技者の球が、ちょうど自分の球がオーバーしたときの歯止めになりそうでした。その球を拾い上げないように、同伴競技者に依頼することは可能でしょうか?

A.

 依頼することはできません。

【解説】

 規則15.3aには次のようにあります。

15.3a プレーの援助となるパッティンググリーンの球
規則15.3aはパッティンググリーンに止まっている球だけに適用し、コース上の他の場所には適用しない。プレーヤーがパッティンググリーンに止まっている球が誰かのプレーの援助となるかもしれない(例えば、ホールの近くで歯止めとして役立つ可能性がある)と合理的に考えた場合、そのプレーヤーは次のことができる:
  • その球が自分の球である場合は、規則13.1bに基づいてその球の箇所をマークして拾い上げる。または、その球が別のプレーヤーのものである場合は、当該プレーヤーに球の箇所をマークして拾い上げることを要請する(規則14.1参照)。
  • 球の拾い上げを要請されたプレーヤーは、そうする代わりに先にプレーすることができる。そして、
ストロークプレーに限り:
  • 球の拾い上げを要請されたプレーヤーは、そうする代わりに先にプレーすることができる。そして、
  • プレーヤーの誰かの援助となるように球をその場所に残しておくことに複数のプレーヤーが同意し、援助となる球を残したまま、そのプレーヤーがストロークを行った場合、同意をした各プレーヤーは一般の罰(2罰打)を受ける。

 以上のとおり、ストロークプレーにおいて、グリーン上で「誰かの援助となるように球をその場所に残しておくことに複数のプレーヤーが同意する」ことは禁止されています。これに違反し、援助となる球を残したままストロークを行った場合、同意をした各プレーヤーは2罰打となってしまいます。

 なお、2打罰となるのは、この規則を知らずに違反してしまった場合です。この規則を知っていて、それでも援助となる球を残すことに合意した場合、プレーヤーたちは上記の規則を故意に無視したことになります。この場合、「規則や罰を適用しないことに故意に同意」することを禁止する規則1.3b(1)の違反となり、同意したプレーヤーたちは全員失格となってしまいますのでご注意ください。

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