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ペナルティエリアで地面に食い込んだ球は救済を受けられますか?

(2021年3月号掲載)

Q.

ペナルティーエリアに球が止まったのですが、幸いそこはグリーンに向かって打つことができそうな場所でした。しかし、惜しいことに球が地面に深くくい込んでしまっているため、そのままでは打てそうにありません。この場合、何か救済を受けることはできるのでしょうか?

A.

無罰の救済を受けることはできません。

【解説】

球が地面に食い込んだ時に受けられる救済といえば、規則16.3「地面にくい込んでいる球」を思い浮かべられると思います。しかしこの規則は「球がジェネラルエリアにくい込んでいる場合にだけ」認められる救済であり、質問のようにペナルティーエリアにくい込んでいる球には適用できません(16.3a「救済が認められる場合」参照)。

さらに、規則17.3「ペナルティーエリアの球に対して他の規則に基づく救済はない」ではこのようにあります。

プレーヤーの球がペナルティーエリアにある場合、次に対する救済はない:
  • 異常なコース状態による障害(規則16 . 1 )。
  • 地面にくい込んでいる球(規則16.3)。または、
  • アンプレヤブルの球(規則19)。
そのプレーヤーの唯一の救済の選択肢は規則17に基づいて罰ありの救済を受けることである。
しかし、危険な動物の状態がペナルティーエリアの球のプレーに対して障害となる場合、そのプレーヤーはペナルティーエリアで罰なしの救済、またはペナルティーエリアの外で罰ありの救済を受けることができる(規則16. 2 b ( 2 ) 参照) 。

以上のように、プレーヤーの球がペナルティーエリアにある場合には、「地面にくい込んでいる球」だけではなく、「異常なコース状態による障害」や「アンプレヤブルの球」に対する救済も、受けることができません。

質問のケースのように、ペナルティーエリアにある球を打つことができない場合、プレーヤーの唯一の選択肢は、規則17に基づいて罰ありの救済を受けること、つまり、1罰打でペナルティーエリアの処置をとることだけなのです。

 

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