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■ゴルフ豆知識更新順1

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球がグリーンになくてもボールマークをなおせる? (2009年12月号掲載)
Q  自分の球が、グリーンそばのラフにあるとき、グリーン上のボールマークを修理することはできるのでしょうか。
A  修理することができます。
解説  自分の球がそのパッティンググリーン上にあるかどうかにかかわらず、プレーヤーは、パッティンググリーン面のボールマーク(球の衝撃による損傷)を、いつでも修理することができます。
 ただし、いつでも修理することができるのは、パッティンググリーン面のボールマークのみです。それ以外の場所、たとえばカラーなどのボールマークは、その後のプレーで自分の援助になるかもしれないときは、修理できません。
 なお、「古いホールの埋跡」も、ボールマーク同様、自分の球がどこにあっても修理することができます。
 しかし、その他のパッティンググリーン面の損傷は、その後のプレーで援助になるかもしれないときは、どのようなものも修理できませんので気をつけてください。

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GPSの距離計を使いたい! (2009年10月号掲載)
Q  今流行の、GPSで現在地からグリーンまでの距離を計測する器具は、競技でも使用できるのでしょうか?
A  使用できません。ただし、その使用を認めるローカルルールが制定されている場合は、使用することができます。
 ちなみに、吉備CCではそういったローカルルールを制定しておりませんので、使用することはできません。
解説  距離を計測する人工機器の使用は、規則14-3「人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用」で禁止されています。これに 違反すると、競技失格となってしまうので、気をつけてください。ただし、前述のとおり、ローカルルールで認められている場合は この限りではありません。
 なお、バンカーや排水溝からの距離を記した冊子がありますが、これも「距離を測る人工の機器」に分類されるそうです。しかし、規則14-3の例外2には、「伝統的に受け入れられてきた方法で用具を使用した場合には違反とならない」と定められています。距離を記した冊子の使用は、「伝統的に受け入れられてきた」とみなされているため、使用が許されているそうです。

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バンカーの水たまりに球が入った! (2009年9月号掲載)
Q  バンカー内の水たまりに球が入りました。この場合、救済を受けることができるのでしょうか。
A  救済を受けることができます。
解説  この場合、次の通り救済を受けます。

 まず、救済のニヤレストポイントを、バンカー内に決定します。そして、
  • そのバンカー内で、
  • 救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内で、
  • ホールに近づかず、
  • 水たまり(カジュアルウォーター)による障害を避けられるところ
 に、罰なしに ドロップします。

 しかし、上記の処置で完全な救済が得られないようであれば、次の通り処置します。
  • バンカー内で、
  • その水たまりから最大限の救済を受けられる場所のうち、
  • ホールに近づかずに、
  • 球のあった箇所にできるだけ近い所
 に、罰なしにドロップ。

 または、1打の罰を受けて、球とホールを結ぶ線上で、そのバンカーの後方に球をドロップすることもできます。この場合には、バンカーの後方であればいくら離れても距離に制限はありません。(これはアンプレアブルの処置ではなく、規則25-1b(ii)「異常なグラウンド状態・救済・バンカー内」に基づく処置です。通常のアンプレアブルであれば、バンカー内の球はバンカー内にしかドロップできません。)

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グリーンに乗っているか見分けたい! (2009年8月号掲載)
Q  グリーンとカラーの境目に球があるとき、その球はグリーン上の球として、拾い上げて拭くことができますか?
A  球が一部でもグリーンに触れていれば、グリーン上の球として、拾い上げて拭くことができます。
解説  ゴルフ規則では、用語の定義「44.パッティンググリーン」において、「球が一部でもパッティンググリーンに触れているときは、その球はパッティンググリーン上にある球である。」と定められています。この、「グリーンに触れている」というのは、ボールと地面との接地面がグリーン上にあるということです。したがって、球が一部でもパッティンググリーンに触れていれば、その球はマークして拾い上げ、拭くことができます。

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ドロップの正式な方法 (2009年7月号掲載)
Q  ドロップの正式なやりかたを教えて欲しいのですが?
A  規則では、ドロップについて次のように決められています。
解説  規則によりドロップする球は、プレーヤー自身がドロップしなければなりません。プレーヤーは真っ直ぐに立ち、球を肩の高さに持って、腕を伸ばしたままドロップしなければなりません。手を伸ばす方向については規則では決められていませんので、正面に伸ばしても、真横に伸ばしても結構です。
 なお、腕を曲げた状態で球をドロップしたり、しゃがんでドロップをしたり、あるいはキャディや同伴競技者など、他の人がドロップしたりするのは、正しくないドロップの方法です。正しくないドロップをしてしまった場合には、いずれも、プレーヤーはその球をプレーする前に、その誤りを訂正しなければなりません。プレーする前に訂正をした場合には、プレーヤーに罰はありませんが、訂正しなかった場合には、プレーヤーは1打の罰を受けます。
 ちなみに、規則で定められた範囲の中で、プレーヤーはライのよいところを選んでドロップすることができます。しかし、狙ったところに止まるよう、球に故意にスピンをかけてドロップしたりすることはできません。訂正処置をとらない限り、プレーヤーは1打の罰を受けます。
 また、ドロップの前に、芝を押さえつけるなど、ライを改善することはできませんが、ハザード以外の場所であれば、小枝や石などの「ルースインペディメント」を取り除くことはできます。ライを改善したり、ハザードで「ルースインペディメント」に触れたりすることは、規則13「球はあるがままの状態でプレー」の違反となり、いずれも2打の罰となります。

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6インチした球を拭ける!? (2009年6月号掲載)
Q  コンペなどで「6インチ」となっている場合、そのために拾い上げた球は、拭くことができるのでしょうか?
A  拭くことができます。
解説  ゴルフ規則では、パッティンググリーン上の球は、いつでも拾い上げ、拭くことができます。
 また、パッティンググリーン上以外の場所でも、拾い上げた球は拭くことができますが、ただし、次の理由で拾い上げた場合は除きます。
  • プレーに適さない球であるかどうかを見定めるため(規則5-3)。
  • 自分の球であるかどうかを確かめるため(規則12-2)。ただし、この場合には、確かめるために必要な範囲で球を拭くことができます。
  • プレーの援助や妨げとなっているため(規則22)。
 「6インチ」で球を拾い上げた場合は、以上の3つに該当しないため、球を拭くことができるのです。
 なお、6インチで球を拾い上げる際には、必ずマークをして拾い上げなければならないので、お気をつけください。

 ちなみに、一般に「6インチ」と言われているこのルールは、「プリファードライ」というルールで、救済可能な範囲を6インチと定めたものです。これは、不良なコース状態からの救済や、円滑なフェアプレー、コースの保護を積極的に進めることを目的に採用されるルールで、プロの試合などでは、救済範囲を1クラブレングスとして採用しているのを見かけることがあります。
 なお、吉備カントリークラブでは、一部オープンコンペなどで、円滑な進行のために「6インチ」を採用していますが、一般的なローカルルールとしては採用していません。これは、当クラブが、コースの状態を常に良好に保つことを目指しているからです。

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スコアの計算を間違えて提出してしまった! (2009年5月号掲載)
Q  ストロークプレーの競技で、スコア提出の際、各ホールのスコアは正しく書いたのですが、計算間違いで合計スコアを1つ少なく記入し、提出してしまいました。この場合、罰はあるのでしょうか。
A  この場合は、各ホールのスコアが正確なので、競技者に罰はありません。
解説  規則では、競技者は記入されたホール毎のスコアが正確であることについてだけに責任があり(規則6-6d)、スコアの加算についての責任は委員会(競技運営側)にあります(規則33-5)。したがって、この質問の場合は、ホール毎のスコアが正確であるので、委員会は競技者に罰を課すことなく、合計スコアの誤りを訂正するのです。
 逆に、もしホール毎のスコアに誤りがあった場合には、プレーヤーの責任が問われます。
 1ホールでも、真実のスコアよりも少なく申告したホールがあったり、記入漏れでスコアが抜けていたりした場合、たとえ合計スコアが合っていても、その競技者は競技失格となってしまいます。これを一般に、「過少申告」と言います。
 反対に、競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも多く申告した場合、たとえ合計スコアが真実のとおり記入されていても、そのホールのスコアは申告どおりとなってしまい、そのスコアで委員会は合計を算出しなおします。こちらは一般に、「過大申告」と言います。「過少申告」は失格、「過大申告」は申告してしまったスコアどおり、ということです。
 なお、スコアカードに競技者とマーカーの署名があること、そして、ラウンド終了後できるだけ早くスコアカードを提出することについても、競技者に責任があります。これらも、違反すると競技失格になってしまいます。
 スコアカードの提出に誤りがあると、ラウンドの努力も成果も、無駄になってしまいます。慎重に確認を行い、提出するようにしましょう。

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カラスに球を持っていかれた!(2009年4月号掲載)
Q フェアウェイの球を、カラスが持っていってしまいました。こんなとき、どうすればいいのでしょう?
A カラスが持っていったことが、わかっているか、ほぼ確実である場合には、プレーヤーに罰はなく、その球はリプレースしなければなりません。
解説  カラスは、ゴルフ規則では「局外者」になります。「局外者」というのは、プレーヤーやそのキャディ、プレーヤーの現在プレーしている球やプレーヤーの携帯品以外のものを言います。カラスの他に、例えば同伴競技者やギャラリーなども局外者になります。
 止まっている球が局外者によって動かされても罰はなく、その球はリプレースされなければなりません。また、球がすぐには取り戻せない場合には、別の球に取り替えることができます。
 球をプレースする箇所を確定できない場合、
  • スルーザグリーン※では、ハザード内でもパッティンググリーン上でもない場所で、しかも球があった箇所にできるだけ近いところに、その球をドロップ。
  • ハザード内では、そのハザード内で、球があった箇所にできるだけ近い所に、その球をドロップ。
  • パッティンググリーン上では、ハザード以外の場所で、球があった箇所にできるだけ近いところに、その球をプレース
します。

 なお、球が局外者に動かされたかどうかというのは、事実問題です。上記の通り処置する際は、局外者が球を動かしたことが分かっているか、ほぼ確実でなければなりません。そのようなことが分かっていなかったり、ほぼ確実でなかった場合、プレーヤーは球をあるがままの状態でプレーするか、球が見つからなければ、OBと同様に、初めの球を最後にプレーしたところのできるだけ近くで、1打の罰のもとに球をプレーしなければなりません。分かっていたりほぼ確実ではないのに、カラスが持って行った、あるいは他の組の人が持って行ったと推測して、そのあたりからプレーをしてしまうと、誤所からのプレーの重大な違反で、競技失格になってしまうので気をつけてください。

※スルーザグリーン…プレー中のホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン、及びコース内の全てのハザードを除いた、コース内の全ての場所。

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1球目より暫定球でプレーしたい! (2009年3月号掲載)
Q  パー3のホールで、深い林の中にティショットを打ち込んだので、暫定球を打ったところ、ホールのすぐ近くに止まりました。暫定球が良い場所に止まったので、初めの球が見つからないほうがいいのですが、こういう時は、初めの球を放棄してもいいのでしょうか。
A  プレーヤーは、初めの球を探しに行かずに暫定球をプレーすることができます。しかし、初めの球があると思われる場所よりホールに近いところから暫定球をストロークする前に、初めの球が見つかった場合には、初めの球でプレーしなければなりません。
解説  球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない場合や、アウトオブバウンズ(OB)であるかもしれない場合、時間節約のため、プレーヤーは規則27-1に従って、暫定的に別の球(暫定球)をプレーすることができます。
 プレーヤーは、そのまま暫定球でプレーを続けたければ、初めの球を探さなくてもかまいません。初めの球があると思われる場所よりホールに近いところから暫定球をストロークした時点で、暫定球がインプレーの球となり、初めの球は紛失球となります。その後で初めの球が見つかっても、すでにその球は紛失球なので、プレーしなくてよい、と言うよりも、プレーすることはできません。
 しかし、初めの球があると思われる場所よりホールに近いところから暫定球をストロークする前に、初めの球が見つかった場合は、プレーヤーは初めの球でプレーしなければなりません。もしもその状況で初めの球を無視して暫定球をプレーした場合、誤球のプレーとなってしまいます。
 なお、プレーヤーが暫定球でのプレーを望んでも、同伴競技者またはマッチの相手は、初めの球を5分間探すことができます。ただし、プレーヤーが、初めの球があると思われる場所よりホールに近いところから、暫定球をストロークした時点で、初めの球は紛失球となりますので、それ以後の球探しは無意味となります。プレーヤーには、そのようなストロークを行う権利が認められています。 (裁定集27-2b/1)

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旗竿には触れずにカップインした!? (2009年2月号掲載)
Q  旗竿に誰も付き添っていない状態でグリーンからパットをしたところ、その球がホールのふちで一瞬止まり、そしてホールに落ちた。この場合、ボールは旗竿に触れることなくホールに入ったので、規則17-3「球が旗竿に当たった場合」の罰は無いと思うのですが、どうでしょうか?
A  残念ながらこの場合、プレーヤーは規則17-3の違反により、ストロークプレーでは2打の罰を受けます。ボールは旗竿に触れていないというプレーヤーの主張は、受け入れられません。
解説  グリ-ン上でストロークされた球が、ホールに立っている旗竿に当たった場合、プレーヤーは2打の罰を受け、その球はあるがままにプレーしなければなりません(規則17-3)。そのため、一般的にグリーン上でパターをする際にはキャディが旗竿に付き添い、球がホールに入る前に旗竿を取り除きます。
 一方、質問は、旗竿に当たらずに球がホールに入った場合には、罰はないのではないか、ということですが、残念ながらゴルフ規則では、球がホール内に停止するまでは、「ホールに入った」ことにはなりません(定義27「ホールに入る」参照)。つまり、球全体がホールのふちより下にあっても、跳ねたり動いたりしている間は、厳密にはまだ「ホールに入って」いないのです。
 裁定集によれば、旗竿がホールの中に立っている場合、旗竿に当たらずに球がホール内に落ちて停止することは不可能なことである、とされています。
 そのため、球が旗竿に当たらず「ホールに入る」ということ自体が不可能であり、質問のケースでも、プレーヤーは規則17-3の違反となり、2打の罰を加えなければならないのです。(裁定集17-3/1)

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まぶしいからキャディさんに日陰を作ってもらいたい! (2008年12月号掲載)
Q  日光がまぶしいとき、故意に太陽との間にキャディを立たせて、日差しが顔に当たらないようにしてもいいでしょうか?
A  それはできません。そのような行為は、規則14-2の違反となります。
解説  規則14-2「球の打ち方 援助」では、ストロークの際、プレーヤーは、物理的援助や風雨などを避けるための保護を他の人から受けてはならないと規定されています。日差しを避けることもこれに含まれるので、そのようなことは許されません。もしも違反した場合は、プレーヤーは2打の罰を受けてしまいます。同様に、風除けに立ってもらったり、傘を差してもらったりした状態でストロークを行なうこともこの規則の違反となりますので、気をつけてください。(裁定集14-2/3)

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じゃまになる石を動かしたい! (2008年10月号掲載)
Q  ラフで、球のそばに石があり、スイングの妨げになる。この石は、取り除いてもよいのでしょうか。
A  その石が地面に固くくい込んでいなければ、取り除くことができます。しかし、石が地面に固くくい込んでいたら、取り除くことはできず、あるがままにプレーしなければなりません。
 なお、くい込んでいない場合も、石を取り除く際に、球が動いてしまうと、1打の罰となります。
解説  ゴルフ規則では、石などの自然物は、「ルースインペディメント」と呼ばれます。これには、木の葉や木の枝、虫、虫の放出物(クモの巣など)、動物の糞なども含まれますが、ただし、固定されているものや生長しているもの、地面に固くくい込んでいるもの、球に付着しているものは除きます。
 球がハザード内にあるときを除いて、どのようなルースインペディメントも、罰なしに取り除くことができます。しかし、グリーン上以外では、その際に球が動いてしまうと、1打の罰になってしまいます。グリーン上では、球やボールマーカーが偶然動かされても、それがルースインペディメントを取り除いたことに、直接的に結び付けられるときは、罰はありません。
 なお、球がハザード内にある場合には、同じハザード内にあるか、そのハザードに触れている、どのようなルースインペディメントも、触れたり、それを動かしたりすることはできません。
 ルースインペディメントは、あらゆる形や大きさの自然物です。1999年のフェニックスオープンで、タイガー・ウッズの球は、ひと抱えもある岩のすぐ後ろに止まりました。ウッズが競技委員に確認したところ、競技委員は、その岩が地面に固くくい込んではいないと判断し、タイガーに、ルースインペディメントであると答えたのです。
 彼はその後、ギャラリーの協力を得て、その岩をプレーの線上から転がし出すことに成功し、プレーすることができたのです。

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グリーンのスパイクマークを修理したい! (2008年9月号掲載)
Q  グリーン上のスパイクマークは、修理することができないと聞いたのですが、そうなのでしょうか。
A  その後のプレーで、自分の援助になるかもしれないときには、スパイクマークは修理することができません。
解説  ゴルフ規則では、古いホールの埋跡と、ボールマーク(球の衝撃によるグリーン面の損傷)だけは、修理することが認められています。しかしながら、その2つ以外のものは、自分のプレーの援助になる可能性がある場合、どのようなものも、修理することは禁止されています。
 スパイクマークは、その他の損傷や表面の凹凸と区別することが難しいので、スパイクマークの修復を認めるとすれば、実質的に、パッティンググリーン上のあらゆる損傷や表面の凸凹の修復を認めることが必要になります。このことは、「コースはあるがままにプレーする」という基本原則に反します。そのため、スパイクマークの修復は認められていないのです。
 自分の残したスパイクマークが後続プレーヤーのプレーの妨げになったとしても、その後続プレーヤーには修理することができないので、プレーヤーは後続プレーヤーのために、スパイクマークはもちろん、プレーの妨げとなるような損傷をつけないようにしなければなりません。また、自分のプレーの援助にならない場合には、グリーン面の損傷を見つけたら、積極的に修復するようにしましょう。
 もちろん、グリーンのことだけでなく、バンカーをならしたり、デボットに目土をしたりといった後続プレーヤーへの配慮は、エチケット・マナーの基本であり、ゴルフにおける最も重要なことです。

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ラウンド中に鉛テープがはがれてしまった! (2008年6月号掲載)
Q  ラウンド中に、鉛テープを貼ったりはがしたりすることは違反だと聞いたのですが、もしも、もともと貼ってあった鉛テープがはがれてしまった場合には、どうすればいいのでしょうか?
A  「通常のプレー中」にはがれたのであれば、元の位置に戻すことが出来ます。「通常のプレー中」以外にはがれたのであれば、以後そのクラブは使用できません。
解説  プレーヤーがラウンド中に鉛テープを貼ったりはがしたりすることは、規則4-2の違反になります。
 しかし、もともと貼ってあった鉛が「通常のプレー中」にはがれたときは、プレーヤーは元の位置にその鉛テープを戻すことができます。もしその鉛テープをクラブの元の位置に戻せない場合は、新しいテープを使うことができます。裁定集によれば、いずれの場合も、できるだけ以前に近い状態に戻すよう、あらゆる努力をするべきである、とのことです。
 あるいは、残りのホールを、クラブを損傷した状態のまま(鉛テープなし)で使うこともできます。

 しかしながら、鉛テープが「通常のプレー中」以外のときに変形したり損傷した場合、以後そのラウンド中は、そのクラブを使ってはなりません。もしも使ってしまった場合には、競技失格になってしまいますので気をつけてください(裁定集4-2/0.5)。

 「通常のプレー中」という意味については、裁定集4-3/1に、以下のような具体例が載っています。

・「通常のプレー中」に含まれる行為の具体例
  • ストロークを行なうこと、あるいは練習スイングや練習ストロークをすること
  • バックからのクラブの出し入れ
  • 球を探すためや、取り戻すためにクラブを使用すること
  • プレーの順番を待っているとき、球をティーイングするとき、あるいはホールから球を取り出すときクラブによりかかる
  • 偶然クラブを落とす

・「通常のプレー中」に含まれない行為の具体例
  • 怒ったり、その他の理由でクラブを投げる
  • クラブをバックにたたき込む
  • ストローク中や練習スイングや練習ストロークのとき以外に、クラブで意図的に何かを打ちつける(地面や木など)

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OB杭がスイングのじゃまになる! (2008年4月号掲載)
Q  球がOB杭のすぐ近くに止まって、プレーのじゃまになる。OB杭は人工の物なので、障害物として抜いてもいいでしょうか?
A  OB杭は、抜くことはできません。
解説  OB杭は「固定物」なので、抜くことは出来ません。規則によると、OBの境界を定める白杭は、人工の物ですが、「障害物」ではなく、「固定物」と定められています(定義38、39)。
 「固定物」というのは、「障害物」とは違って、救済を受けることができません。また、「固定物」を動かしたり、曲げたり折ったりすることは、規則13-2により禁止されています。質問のような状況の場合は、そのまま打つか、アンプレヤブルにするしかないのです。
 なお、同じ杭でも、青杭(修理地の標示)や黄杭(ウォーターハザードの標示)・赤杭(ラテラルウォーターハザードの標示)は、規則により、「固定物」ではなく「障害物」であると決められているので、障害物の救済処置をとることができます。

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救済を受けたけど、まだ足がかかる! (2007年8月号掲載)
Q  プレー中、球がカート道に止まっていたので、救済を受けるためにその球をドロップしました。すると、球は芝の上に止まったのですが、スタンスはまだカート道にかかってしまいます。この場合、どうすればいいのでしょう?
A  プレーヤーは、罰無しに球を再ドロップしなければなりません。
解説  ドロップについて、規則20-2では、動かせない障害物からの救済を受けた場合、球がまたその同じ障害のある場所に転がっていって止まった場合には、罰無しに再ドロップしなければならないことが定められています。
 一方、規則24-2「動かせない障害物」では、動かせない障害物による障害は、「動かせない障害物の中や上に球がある場合、または球がその障害物に近接しているためにプレーヤーのスタンスや意図するスイングの区域が妨げられ」た場合に生じるものと定められています。つまり、カート道の上に球がある状態もスタンスがかかる状態も、同じ、カート道による障害だということになります。よって、規則20-2により、プレーヤーは球を罰無しに再ドロップしなければならないのです。
 ここで注意しなければならないのは、最初の救済は「受けることができる(受けなくても良い)」のに対し、1度ドロップした後、再び同じ障害が生じた場合には、「必ず再ドロップしなければならない」という点です。再ドロップするのは時間がかかって同伴者に申し訳ないからと、遠慮してそのまま打ってしまうと、2罰打を付加されてしまうので注意してください。

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マークをおいておけば風が吹いても大丈夫!? (2006年07月号掲載)
Q  グリーン上でマークして拾い上げた球を元の位置に戻す時、ボールマーカーをそのままにしておけば、もし風が吹いてボールが動いても、元の位置に戻せるって聞いたんだけど、本当ですか?
A  それは間違いです。
解説  ボールマーカーがあってもなくても、ボールが元の位置に戻された時点で、その球はインプレーになります。インプレーの球が風などで動いたら、動いたところからプレーしなければなりません。これはボールを拾い上げる前も同じことで、マークをし、球を拾い上げて初めてその球はプレー中ではなくなります。
 よく、マークをおいて、ボールを拾い上げない人を見ますが、その状況で球が動いたら、動いたところからプレーしなければならないのです。(裁定集20-4/1)