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■ゴルフ豆知識更新順2

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36Hマッチプレーで、18H終了後にクラブを入れ替えたい! (2010年12月号掲載)
Q  36ホールのマッチプレーで、最初、14本のクラブを持ってスタートしたのですが、前半の18ホール終了後、後半の18ホールのスタート前にクラブを入れ替えることができるでしょうか?
A  入れ替えることができます。
解説  規則4-4では、クラブは最高14本までであることが決められています。しかし、それは「正規の1ラウンド」の中でのことです。
 用語の定義52「正規のラウンド」では、正規の1ラウンドのホール数は18であることが規定されています。そのため、36ホールのマッチプレーは、18ホールずつの2つの正規のラウンドから成り立っていることになります。
 よって、前半の18ホール終了時点で正規の1ラウンドは終わり、後半の18ホールは、新たな1ラウンドとなるため、そのスタート前にクラブを入れ替えることは、認められているのです。 (裁定集4-4a/2)

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バックスイングでバンカーの砂に触れた! (2010年11月号掲載)
Q  バンカーショットで、バックスイングの際、クラブヘッドが砂に触れました。この場合、何か罰はあるのでしょうか。
A  ストロークプレーなら2打の罰、マッチプレーならそのホールの負けとなります。
解説  規則13-4「球がハザードにある場合 ;禁止行為」では、球がバンカー内にある場合、プレーヤーは、「ストローク」の前に、バンカー内の地面にクラブで触れることが禁止されています。
 この「ストローク」というのは、「球を打って動かすという意思を持って行われたクラブの前方への動きをいう」と規定されています(定義53)。
 よって、質問のケースは、「ストローク」の前にクラブがバンカー内の地面に触れたことになり、規則13-4の違反で、ストロークプレーでは2打罰、マッチプレーではそのホールの負けとなります。

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プレースすべき球をドロップした!(またはその逆) (2010年10月号掲載)
Q  プレーした球がOBになったので、打ち直そうとしたところ、うっかり球を地面に置いて(プレースして)しまった。(本当はドロップ。) こんなとき、どうすればいいのでしょう?
A  球をプレーする前に誤りに気付いたのであれば、罰なしに球を拾い上げ、ドロップしなおすことができます。既に球をプレーしてしまっていた場合は、2打の罰を付加し、そのままプレーします。
解説  規則20-6「間違って取り替えられたり、ドロップやプレースされた球の拾い上げ」では、次のように規定されています。
間違って取り替えられたり、誤所にまたは規則に反してドロップされたりプレースされた球をプレーする前であれば、罰なしに拾い上げることができる。そのあとで、プレーヤーは正しい処置をとらなければならない。
 従って、①誤所にドロップまたはプレースした場合、②本来プレースすべき球をドロップした場合、③本来ドロップすべき球をプレースした場合、には、その球をプレーする前であれば、無罰で誤りを訂正することができます。
 誤りを訂正せずプレーしてしまった場合には、規則の違反として、2打の罰が付加されてしまいます。

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援助になる球を拾い上げないよう、同伴者に頼める? (2010年9月号掲載)
Q  ストロークプレーでの競技中、グリーンに向けてアプローチをする際、同伴競技者の球がホールの近くにあり、自分の球がオーバーしたときの歯止めになるような場所にありました。その球を拾い上げないように、同伴競技者に依頼することは可能でしょうか?
A  できません。もしその依頼を同伴競技者が受け入れ、球を拾い上げなかった場合、両者とも競技失格になります。
解説  規則22-1「プレーの援助になる球」では、自分の球が他のプレーヤーの援助になるかも知れないと考えた場合には、その球を拾い上げることができる、と書かれています。
 また、規則22-2「プレーの妨げとなる球」では、他の球が自分のプレーの妨げになる場合、その球を拾い上げてもらうことができる、と書かれています。
 しかしながら、拾い上げずにおいてもらうことについては、規則22-1で、次のように規定されています。
ストロークプレーで、いかなる競技者の援助となるかもしれない球を拾い上げないことに競技者間で合意していたと委員会が判定した場合、合意した競技者は全員競技失格となる。
 従って、ストロークプレーでは、両者とも競技失格となってしまうのです。
 (なお、マッチプレーでは合意の上球を拾い上げなかったとしても、罰はありません。)

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間違えて同伴プレーヤーのクラブで球を打った! (2010年8月号掲載)
Q  ストロークプレーで、私と同伴者は、2人ともクラブ14本でスタートしました。
 ところが、アイアンが同じモデルだったため、途中でキャディがクラブを入れ間違えてしまいました。
 私はそれに気づかず、うっかりそのクラブでストロークしてしまったのですが、こんなとき、どうすればいいのでしょう?
A  2打の罰を加え、そのままプレーします。
解説  規則4-4a「クラブの選定と補充」では、次のように規定されています。
 プレーヤーは、14本を超えるクラブを持って正規のラウンドをスタートしてはならない。プレーヤーの使用クラブは、そのラウンドのためにスタート時点で選んだクラブに限られる。ただし、プレーヤーが14本未満でスタートしたときは、合計して14本を超えなければ何本でも補充することができる。クラブの補充に際してはプレーを不当に遅らせてはならない(規則6-7)。また、そのコース上でプレーしているほかのプレーヤーが自分のプレーのために選んだクラブを加えたり、借りてはならない。
(中略)
(この規則の違反の罰は)ストロークプレー:違反のあった各ホールに対し2打。ただし、1ラウンドに最高4打まで。
 質問のケースは、この規則のうち、下線部分の違反となるため、2打の罰となります。
 プレーした球はインプレーであり、そのままプレーしなければなりません。
 なお、違反を発見次第、間違って使用したクラブは、持ち主に返さなければなりません。返された人は、以後そのクラブを使用することが出来ます。

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リプレースする球が止まらない! (2010年6月号掲載)
Q  バンカーの外に置かれているバンカーレーキ(動かせる障害物)に寄りかかるようにして球が止まっていたので、レーキを動かしたところ、球が転がりました。そこで、規則24-1(動かせる障害物からの救済)に従い、球を元の位置にリプレースしようとしたところ、斜面が急で、球が止まりません。この場合、どうすればいいのでしょうか?
A  無罰で、ホールに近づかずにハザード以外の所で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレースします。
解説  規則20-3d. 「止まらない球」では、次のように決められています。
プレースした際に球がプレースした箇所に止まらなくても罰はなく、その球はリプレースされなければならない。
それでもなお球がその箇所に止まらないときは、次の処置を取らなければならない。
  • ハザード以外の所では、ホールに近づかずに、ハザード以外の所で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレース。
  • ハザード内では、ホールに近づかずに、そのハザード内で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレース。
プレースした際に球がプレースした箇所に止まった後に動いても罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。ただし、他の規則が適用となる場合を除く。
 以上のことから、質問のケースはハザード以外であるため (i) が適用となり、無罰で、ホールに近づかずに、ハザード以外の所で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレースします。

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ドロップした球が地面に埋まった! (2010年5月号掲載)
Q  規則により救済を受けて、球をフェアウェイにドロップしたところ、ドロップした際の衝撃で、球が地面にくい込んでしまった。この場合、どうすればいいのでしょうか。
A  フェアウェイなので、救済を受けることが出来ます。
解説  規則25-2「地面にくい込んでいる球」では、次のように決められています。
 スルーザグリーンの、芝草を短く刈ってある区域で、球がその勢いで自ら地面に作った穴(ピッチマーク)にくい込んでいるときは、その球は罰無しに拾い上げて拭き、ホールに近づかず、しかも球のあった箇所に出来るだけ近い所にドロップすることができる。ドロップの際、球はスルーザグリーンのコース上に直接落ちなければならない。「芝草を短く刈ってある区域」とは、フェアウェイの芝の長さかそれより短く刈ってあるコース上の全ての区域(ラフを通り抜ける通路を含む)をいう。
 質問のケースように、ドロップした球がその勢いで地面にくい込んだ場合にも、この規則を適用することができます。プレーヤーは上記の規則に基づき、救済を受けることができるのです。(裁定集25-2/2)

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違うホールのグリーンに球が止まった! (2010年4月号掲載)
Q  吉備CCの1番ホールから打った球が、7番のグリーン上に止まった場合、どうすればいいのでしょうか。
A  この場合は、球をそのままプレーしてはいけません。プレーヤーは罰無しに、救済を受けなければなりません。
解説  規則では、プレー中のホールのグリーン以外を、「目的外のグリーン」といいます。
 規則25-3では、目的外のグリーンについて、次の通り決められています。
a 障 害
球が目的外のグリーン上にある場合、目的外のグリーンによる障害が生じたという。プレーヤーのスタンスや意図 するスイングの区域が妨げられても、それだけでは規則25-3にいう障害には当たらない。
b 救 済
プレーヤーの球が目的外のグリーン上にある場合、プレーヤーは球をあるがままの状態でプレーしてはならない。プレーヤーは、罰なしに、次の救済を受けなければならない。
プレーヤーは球を拾い上げて、(a)救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内で、(b)救済のニヤレストポイントよりもホールに近づかない所にその球をドロップしなければならない。救済のニヤレストポイントはハザード内やパッティンググリーン上であってはならない。救済のニヤレストポイントから1クラブレングスの範囲内に球をドロップする際、球は目的外のグリーンによる障害が避けられ、しかもハザード内でもパッティンググリーン上でもない所のコース上に直接落ちなければならない。
規則25-3により拾い上げた場合、球はふくことができる。
 よって、上記の通り、救済を受けなければならないのです。

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暫定球を打つ前にバンカーの砂をならす!? (2010年3月号掲載)
Q  バンカーから打った球がOBになってしまいました。
 暫定球をプレーしますが、球をドロップする前に、砂をならすことは出来ますか?
A  できます。
解説  規則13-4の禁止規定(※)は、プレーヤーの球がハザード内にあるか、またはハザード内から拾い上げた球を、そのハザード内にドロップしたりプレースすることになる場合にだけ適用となります。質問のケースでは、プレーヤの球は、ハザード内からプレーされており、拾い上げられたものではありません。
 加えて、規則13-4の例外2には、「ストロークをしたあと、球がそのハザード外にある場合、プレーヤーは制限なしにそのハザード内の砂や土をならすことができる」とあります。プレーヤーのこの権利は、規則13-2(球はあるがままプレー)のどのような条項にも優先します。(裁定集13-4/37)
 よって、暫定球をドロップする前であれば、プレーヤーは、バンカーをならすことができます。
(※)規則13-4で禁止されている行為
a.そのハザードや、他の同じようなハザードの状態をテストすること。
b.そのハザード内の地面やそのウォーターハザード内の水に自分の手やクラブで触れること。
c.そのハザード内にあるかハザードに触れているルースインペディメントに触れたり、それを動かすこと。

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スイングの邪魔になる木を折ってしまった! (2010年2月号掲載)
Q  木の近くにある球を打つ際、1本の枝が邪魔になったため、クラブが振れるかどうか確認をしていたところ、クラブが当たりその枝を折ってしまいました。この場合、何か罰があるのでしょうか。
A  意図するスイングの区域の改善となり、2打の罰となります。
解説  規則13-2では、木などの生長物を折るなどして、自分の意図するスイングの区域を改善することは禁止されています。質問の場合はこれに該当し、プレーヤーは2打の罰を受けます。
 なお、例外として、次の場合には、意図するスイングの区域を改善しても罰はありません。
  • ストロークを始めていて、そのままストロークが行われたとき
  • ストロークのためにクラブを後方に動かし、そのままストロークが行われたとき。(※規則では、「ストローク」とは、「球を打って動かすという意思を持って行われたクラブの前方への動き」と定義されており、バックスイングは「ストローク」には含まれないので、こういった表現になります。)
 木のそばでのスイングはクラブが折れたりすることもありますので、安全には十分注意してください。

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かわしたボールマークを元に戻さずパットした! (2010年1月号掲載)
Q  グリーン上で、同伴競技者のためにマークを移動した後、うっかり、元に戻すのを忘れて次のパットをしてしまった。この場合、どうすればいいのでしょう?
A  2打の罰を受け、そのままプレーを続けなければなりません。
解説  この場合、規則20-7「誤所からのプレー」になり、プレーヤーは2打の罰を受けてしまいます。そして、そのままその球でホールアウトしなければなりません。「誤所からのプレー」は、重大な違反でなかった場合、競技者は誤りを訂正することなく、誤所からプレーされた球でそのホールを終えるよう定められているからです。もしも誤所からのプレーを訂正しようと、その球をマークせずに拾い上げ、元の位置にプレースしなおしてホールアウトすると、更に2打罰付加され、計4打罰となってしまうので、気をつけてください。

 なお、こうしたことの起こらないよう、マークを動かしてもらった人は、動かしてくれた人がマークを元に戻すかどうか、気をつけておくのがエチケットです。もし忘れているようなら、声をかけてあげましょう。

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