イメージ

■ゴルフ豆知識更新順3

目次へ戻る

中断中に球が動いた!(2013年9月号掲載)
Q  雷でプレーが中断になり避難したのですが、戻ってみると、バンカー横にあった球がバンカーの中に落ちていました。雨または風によって動かされたものと思われますが、この場合、どうすればいいのでしょうか?
A  元の位置に球をプレースしなければなりません。
解説  規則6-8d「プレーを再開する場合の処置」には、次のようにあります。
 プレーの中断中に、プレーヤーの球やボールマーカーが動かされていた場合(風や水により動かされた場合を含む)、初めの球やボールマーカーが動かされる前の元の箇所に球やボールマーカーはプレースされなければならない。
 よって、中断中に動いた球は、再開後、元に戻してプレーしなければならないのです。  

▲ページトップに戻る

スルーザグリーンて何?(2013年8月号掲載)
Q  「スルーザグリーン6インチOK」という言葉を聞いたことがありますが、「スルーザグリーン」とは何のことでしょうか?
A  「そのホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン、およびすべてのハザード」以外の場所のことです。
解説  用語の定義59「スルーザグリーン」では、次のように定められています。
「スルーザグリーン」とは次のものを除いたコース内のすべての場所をいう。
  a. プレー中のホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン
  b. コース内のすべてのハザード
 ここでいう「ティーインググラウンド」は、用語の定義56で定義されている「ティーマーカーから2クラブの長方形」のことです。ですから、例えばフロントティからプレーする人にとってレディースティはスルーザグリーンになります。また、「ハザード」というのは、バンカーとウォーターハザードのことです(用語の定義25)。
 よって、「そのホールのティーインググラウンドとグリーン、すべてのハザード」以外の場所である、フェアウェイ、ラフ、グリーンのカラー、グラスバンカー、ベアグラウンドなどが、すべてスルーザグリーンになります。  

▲ページトップに戻る

正しい位置にティーアップできている?(2013年7月号掲載)
Q  ティーインググラウンドから球をプレーする際、その球がティーインググラウンド内にあるかどうかは、何を基準に判断すればいいのでしょうか?
A  球の一部でもティーインググラウンド内にあれば、それはティーインググラウンド内にある球です。
解説  用語の定義56「ティーインググラウンド」では、次のように定められています。
 「ティーインググラウンド」とはプレーしようとするホールのスタート場所をいう。ティーインググラウンドは奥行き2クラブレングスの長方形の区域で、その前方と横の辺は2つのティーマーカーの外側の先端を結んだ線をもって決める。
 球全体がこの区域の外にある場合、その球はティーインググラウンドの区域外にある球である。 
 よって、球の一部でも区域内にあれば、その球はティーインググラウンド内の球であると言えます。OBの場合も、球全体がOB区域にある場合にOBとなりますので、それと同様と覚えてもいいかもしれません。  

▲ページトップに戻る

OBにあるフェンスがじゃまになる!(2013年6月号掲載)
Q  OB杭の外側にあるフェンスがスイングの妨げになるのですが、この場合、動かせない障害物からの救済を受けることができるのでしょうか。
A  救済を受けることはできません。その球はあるがままにプレーしなければなりません。
解説  障害物については、用語の定義38「障害物」において、次のように定められています。
 「障害物」とは人工の物をいい、道路・通路の人工の表面と側面、および人造の氷を含む。ただし、次のものは除く。
  1. アウトオブバウンズの境界を定めるもの。例えば、壁や垣・杭・柵など
  2. 動かせない人工の物で、アウトオブバウンズ(OB)にあるすべての部分
  3. 委員会によりコースと不可分の部分に指定されているすべての構築物
 障害物を(a)特別な労力を要せずに、(b)不当にプレーを遅らせることなく、しかも(c)物を壊したりするようなこともなく動かすことができる場合は、その障害物は動かせる障害物である。それ以外の場合は、その障害物は動かせない障害物である。

 下線部の通り、OBにある動かせない人工の物件は、障害物とはみなされません。よって、動かせない障害物からの救済も受けることが出来ないのです。
 なお、OBにある人工の物件が動かせる場合、こちらは動かせる障害物として取り除くことができます。(裁定集24-2b/21、24-1/3)

▲ページトップに戻る

グリーン上で打った球が同伴競技者に当たった!(2013年5月号掲載)
Q  グリーン上でパットしたところ、同伴競技者の足に当たって止まってしまいました。この場合、誰かに罰はあるのでしょうか?
A  誰にも罰はありません。なお、そのパットはやり直さなければなりません。
解説  規則19-1では、次のように定められています。
 プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合はラブオブザグリーンであって、誰にも罰はなく、(中略)パッティンググリーン上でストロークされて動いているプレーヤーの球が、動いている局外者や生きている局外者(ミミズや虫その他類似のものを除く)によって方向を変えられたり止められた場合や、その局外者の中か上に止まった場合、そのストロークは取り消しとなる。その球はリプレースして再プレーされなければならない。
 よって、回答の通り、誰にも罰はなく、そのパットはやり直しとなります。

▲ページトップに戻る

バンカーの中の球が全く見えない!(2013年3月号掲載)
Q  プレー中、バンカーに入った球が砂にめり込んでしまい、球自体が全く見えなくなってしまいました。この場合、どうすればいいのでしょうか?
A  罰なしに砂を動かして、球を探すことができます。なお、球が見つかった後はライをもとに戻さなければなりませんが、球のほんの一部を見えるようにしておくことはできます。
解説  規則12-1a「砂に被われている球の捜索、または確認」では、コース内のどこであっても、プレーヤーの球が見つからないほど砂に被われていると思われる場合には、罰なしに砂に触れたり、砂を動かしたりすることが認められています。これは、球の一部は見えているが自分の球かどうか確認できない場合も同様です。
 球が見つかり、自分のものであると確認できたら、砂を戻して、ライをできる限り復元しなければなりません。
 しかし、その際、球のほんの一部を見えるようにしておくことが認められています。
 なお、砂を取り除く際に球を動かしてしまっても罰はなく、動かした球はリプレースしなければなりません。

▲ページトップに戻る

クラブをなくしたら補充できる?(2013年2月号掲載)
Q  14本のクラブを持ってラウンドをスタートしたのですが、途中でサンドウェッジを失くしてしまいました。この場合、昼休憩のときなどに、予備のウェッジを補充することはできるでしょうか?
A  この場合、補充することはできません。
解説  規則4-3「損傷クラブ:修理と取り替え」では、クラブが「通常の使用中にプレーに適さなくなった」場合にのみ、他のクラブと取り替えることが認められています。
 「通常の使用中」とは、ストロークや素振りに使用することのほか、バックからクラブを出し入れすることや、クラブに寄り掛かること、杖に使うこと、偶然落とすことなどが当たります。これらの行為が原因でクラブがプレーに適さなくなった場合は、そのクラブを他のクラブと取り替えることができます。
 しかしながら、クラブを紛失することは「通常の使用中にプレーに適さなくなった」ことには当たりません。よって、取り替えは認められません。
 なお、13本以下のクラブを持ってスタートしていた場合には、14本まではクラブの補充が認められていますので、予備のクラブを補充することが可能です。(ただし、そのためにプレーを不当に遅らせてはいけません。)(裁定集4-3/1,4-3/10)

▲ページトップに戻る

まだ動いている球を打ったら?(2012年12月号掲載)
Q  ショートパットをはずしてしまい、そのまま、まだ動いている球を打ってカップに入れました。この場合、何か罰はあるのでしょうか?
A  プレーヤーは2打の罰を受けます。
解説  規則14-5「球の打ち方 ・ 動いている球をプレーした場合」には次のようにあります。
プレーヤーは、自分の球が動いている間はその球をストロークしてはならない。
 この違反の罰は2打罰です。
 なお、打った球をリプレースする必要はありませんので、質問のケースではカップインは認められます。

▲ページトップに戻る

踏み込むと出てくる水はカジュアルウォーター?(2012年11月号掲載)
Q  湿っている区域で、正常なスタンスを取る以前にも以後にもカジュアルウォーターは見えなかったのですが、片足できつく踏み込むと、水が出てきました。この場合、カジュアルウォーターとして救済を受けることができるでしょうか?
A  救済を受けることはできません。
解説  ゴルフ規則の「用語の定義」では、「カジュアルウォーター」は、「ウォーターハザード以外のコース上で、プレーヤーがスタンスを取る前や取った後に見える一時的な水たまりをいう。」と規定されています。よって、必要以上に足で力を加えた結果見えてきた水はカジュアルウォーターではありません。そのため、救済を受けることはできないのです。

▲ページトップに戻る

球のそばの木の枝は取り除けるの? (2012年10月号掲載)
Q  ラフにある球のすぐそばに木の枝が落ちていて、球を打つことができません。木の枝を取り除いてもいいのでしょうか?
A  木の枝を取り除くことができますが、その際に球を動かしてはいけません。
解説  木の枝は、規則では「ルースインペディメント」になります。
 「ルースインペディメント」とは、自然物のことで、木の枝のほかに、石や木の葉、動物の糞などが含まれます。ただし、「固定されているもの、生長しているもの」、「地面に固く食い込んでいるもの」、「球に付着しているもの」はルースインペディメントではありません。
 規則23「ルースインペディメント」では、球がハザード内にある場合を除き、プレーヤーはどのようなルースインペディメントも罰なしに取り除くことができると規定しています。
 しかしながら、プレーヤーがルースインペディメントを取り除いたことが球の動く原因になったときは、規則18-2aが適用となります。つまり、プレーヤーは1打の罰を受け、球は元の位置にリプレースしなければなりません。(ただし、球がパッティンググリーン上にある場合には、球が動いたこととルースインペディメントを取り除いたことが直接結び付けられるときは、罰はありません。)
 なお、球がハザード内にある場合には、プレーヤーは同じハザード内にあるどのようなルースインペディメントも、それに触れたり動かすことはできません。

▲ページトップに戻る

ボールマーカーの取り替え方 (2012年9月号掲載)
Q  コインをボールマーカーとして使っていたところ、同伴競技者から、球が当たりそうなのでプラスチックのマーカーに取り替えてほしいと依頼されました。そこで、まずコインを拾い上げ、それからプラスチックのマーカーに取り替えたのですが、このような取り替え方は認められるのでしょうか?
A  認められません。プレーヤーは1打の罰を受けます。
解説  規則20-1「球の拾い上げとマーク」は、球の位置を物理的にマークすることを必要としています。
 質問のような取り替え方では、一瞬、パッティンググリーン上に何もない状態が生じていますので、継続して物理的にマークされたことにはなりません。そのため、規則20-1の違反となり、1打の罰となります。
 球をリプレースしてからボールマーカーを取り替えるか、クラブヘッドや指などを使用して物理的なマークを継続させながらボールマーカーを取り替えれば、罰はありません。
  裁定集20-1/16 ,JGA裁定20-1/4

▲ページトップに戻る

リプレースした球が転がった! (2012年8月号掲載)
Q  グリーン上で球をマークして拾い上げ、リプレースしたところ、球が転がった。この場合、もう一度リプレースするべきでしょうか、それとも、転がっていったその場所からプレーするべきでしょうか。
A  その球が、リプレースし手を離すとすぐに転がったのであれば、もう一度元の場所にリプレースしなければなりません。
 一旦置かれた箇所に止まってから転がったのであれば、転がっていったその場所からプレーしなければなりません。
解説  規則20-3dには、次のようにあります。
プレースした際に球が止まらなくても罰はなく、その球はリプレースされなければならない。 (中略) プレースした際に球がプレースした箇所に止まった後で動いても罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。
 よって、上記回答のとおりとなります。
 なお、ときどきある質問で、「リプレースした球が一旦止まった後で動き出し、ホールに入ったら(またはOBになったら)どうするのか」というものがあります。このようなことが実際あるかどうかは別にして、そのような場合も、球が一旦止まった後ならば、あるがままにプレーします。つまり、前のストロークでホールアウトした(またはOBになった)とみなされます。
裁定集20-3d/1 ・ JGA裁定18-1/1

▲ページトップに戻る

松かさで練習することは違反なの? (2012年7月号掲載)
Q  ラウンド中の練習は規則で禁止されていますが、松かさを打つことはこの規則の違反になるのでしょうか?
A  違反にはなりません。
解説  ラウンド中の練習については規則7-2により禁止されています。しかし、これは球を使用して練習することを前提にしている規則なので、松かさを打っただけでは規則7-2の違反とはなりません。ですから、たとえプレーヤーに練習する意図があったとしても、罰はありません。(JGA裁定 7-2/3)

▲ページトップに戻る

偶然自分の球に触れてしまった! (2012年6月号掲載)
Q  フェアウェイで、球の近くの落ち葉を取り除く際に、たまたま球に触れてしまいました。結果として球は動かなかったのですが、この場合、罰はあるのでしょうか。
A  罰はありません。
解説  規則18-2aでは、プレーヤーが故意にインプレーの球に触れることや、インプレーの球を動かすことを禁止しています。この違反の罰は1打です。
 しかし質問のケースのように、故意にではなく、たまたま球に触れたのであれば、球が動かなければ罰はありません。(もしも球が動いたら、規則18-2aの違反でプレーヤーは1打の罰を受け、球は元の位置にリプレースしなければなりません。)
(裁定集18-2a/31)

▲ページトップに戻る

バックスイングなしで打ってもいいの?(2012年5月号掲載)
Q  球が急斜面にとまり、普通に打ったら空振りするかもしれません。そこで、クラブヘッドを球の後ろにおいてから、バックスイングなしで打とうと思うのですが、このような打ち方は可能でしょうか?
A  そのような打ち方は認められません。
解説  規則14-1では、球の打ち方について、
「プレーヤーは球をクラブのヘッドで正しく打たなければならず、押し出したり、かき寄せたり、すくい上げてはならない」
と定められています。質問のような打ち方は、この「押し出す」という打ち方に該当するため、認められません。裁定では、
「球を正しく打つためには、クラブを振ってクラブヘッドを球に当てなければならない。それ以外の方法で球を動かした場合には球を押し出したか、かき寄せたかすくい上げたことになる。球が正しく打たれた場合には、クラブヘッドと球は直接あるいは間接に、極めて瞬間的にしか接触しない」
となっています。

▲ページトップに戻る

新しい球をドロップしたら、初めの球が見つかった! (2012年4月号掲載)
Q  球を探しましたが見当たらなかったので、元の位置に新しい球をドロップしたところ、キャディが初めの球を見つけました。まだ捜索開始から5分以内で、ドロップした球をストロークしていません。この場合、初めの球をプレーできるのでしょうか?
A  できません。
解説  初めの球は、プレーヤーが別の球をインプレーにした時点で紛失球となります。質問のケースでは、プレーヤーが新しい球をドロップした時点で、その球をインプレーにしたことになります。そのため、すでに初めの球は紛失球であり、プレーヤーは新しい球でプレーしなければなりません。

▲ページトップに戻る

2012年規則の主要な変更点について (2012年1~2月号掲載)
Q  2012年規則の主要な変更点を教えてほしいのですが
A  2012年は、4年に1度のゴルフ規則改訂年です。(ゴルフ規則は、英国のR&Aと米国のUSGAによって、世界統一のものが制定され、4年に1度改訂されます。)
 2012年規則の主要な変更点のうち、いくつかをご紹介いたします。
解説

●定義「球にアドレス」

 プレーヤーがスタンスをとったかどうかにかかわらず、球の直前、または直後の地面にクラブを置くことによってアドレスをしたことにするために定義が変更されました。(今までは、スタンスをとった後に地面のどの場所であってもクラブをつけたとき《ハザード内ではスタンスをとったとき》にアドレスをしたものとみなされていました。)
 これによって、ハザード内では原則アドレスなしにストロークすることになります。

●規則18-2b アドレスしたあとで動いた球

 球がアドレスした後に動いた場合で、プレーヤーがその球を動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実であるときは、プレーヤーの罰を免除することになりました。例えば、アドレスした後に球を動かしたのが突風だった場合、罰はなく、その球は新しい位置からプレーされなければなりません。(今までは、アドレス後に球が動いた場合は、突風によるものであっても、プレーヤーが動かしたものとみなされ、1打の罰を受けました。)
 しかし、アドレス後に、重力そのものにより球が動いた場合には、プレーヤーが球を動かしたものとみなされます。

●規則12-1 球が見える限度;球の捜索

 2008年規則では、球の捜索中にハザード内のルースインペディメント(落ち葉などの自然物。詳しくはゴルフ規則の「用語の定義」をご覧下さい)を取り除いた結果、球が動いた場合には罰はありませんでしたが、2012年規則では規則18-2a違反の1打の罰を受けます。以下、該当部分(2012年規則12-1b)の抜粋です。
 ハザード内で、プレーヤーの球が見つからない、または確認できないほどにルースインペディメントに被われていると思われる場合、プレーヤーは、罰なしに、球を見つける、または確認するためにルースインペディメントに触れたり、またはルースインペディメントを動かすことができる。球が見つかるか、自分のものであると確認された場合、プレーヤーはそのルースインペディメントをリプレースしなければならない。
 球を捜索、または確認している際に、ルースインペディメントに触れたり、またはルースインペディメントを動かしている間に球が動かされた場合、規則18-2aが適用となる。そのルースインペディメントをリプレースしている間に球が動かされた場合、罰はなく、その球はリプレースされなければならない。
 球がルースインペディメントに完全に被われていた場合、プレーヤーは球を再び被わなければならないが、球のほんの一部を見えるようにしておくことが認められる。

●規則13-4 球がハザードにある場合;禁止行為

 2008年規則では、球がハザード内にある場合、その球をストロークする前にハザード内の砂をならすことはできませんでした。
 2012年規則では、ハザード内に止まっている球のライや、その球をプレーする場合のスタンス、意図するスイング区域、プレーの線の改善とならない場所(つまり規則13-2に関連しない場所)で、単にコースを保護する目的であればならすことが認められます。
ならす目的がハザード内のテストである場合はこれまでの通り規則違反となります。

参考資料:(財)日本ゴルフ協会資料

▲ページトップに戻る

球の捜索後に暫定球を打ったら、はじめの球が見つかった! (2011年11月号掲載)
Q  ティショットを打ち、セカンド地点に行ってみると、ボールが見当たりませんでした。
 そのため、ティグランドに戻って暫定球を打ったところ、その直後に同伴競技者が球を見つけてくれました。
 この時点で球の捜索開始から5分以内だったのですが、初めの球でプレーを続けてよいのでしょうか?
A  この場合、初めの球でプレーを続けることはできません。初めの球は紛失球となり、後から打ち直した球でプレーを続けなければなりません。
解説  「暫定球」について、規則では次の通り定められています。(規則27-2)
 球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない場合やアウトオブバウンズ(OB)であるかもしれない場合には、時間節約のため、プレーヤーは規則27-1に従って暫定的に別の球をプレーすることができる。
 プレーヤーは、暫定球をプレーする意思をマッチプレーでは相手、ストロークプレーではマーカーか同伴競技者に前もって伝えなければならず、また、プレーヤーやパートナーが初めの球を探しに出かける前に、暫定球をプレーしなければならない。
 それをしないでプレーヤーが別の球をプレーしたときは、その球は暫定球ではなく、ストロークと距離の罰※のもとにインプレーの球となる。なお、初めの球は紛失球となる。
 
 ※ストロークと距離の罰・・・いかなるときでも、プレーヤーは1打の罰のもとに、初めの球を最後にプレーしたところのできるだけ近くで球をプレーすることができる。規則に別途規定がなければ、プレーヤーが初めの球を最後にプレーした所から球をストロークした場合、プレーヤーはストロークと距離に基づく処置をとったものとみなされる。(規則27-1a)
 ここにあるように、「暫定球」は、初めの球を探しに出かける前にプレーしなければなりません。
 質問のケースで暫定球としてプレーされた球は、既に初めの球を探した後にプレーされています。そのため、プレーヤーは暫定球をプレーしたのではなく、新たな球をインプレーにしたとみなされます。
 また、その時点で初めの球は紛失球となるので、その後捜索開始から5分以内に見つかっても、その球でプレーを続けることはできません。
 もし初めの球をプレーしてしまうと、誤球のプレーになってしまうので気を付けてください。

▲ページトップに戻る

吉備CCのプレ3ではティアップできる? (2011年10月号掲載)
Q  吉備CCの6番や17番ホールの池に球が入り、プレーイング3からプレーする場合、ティアップすることはできますか?
A  6番と17番ホールのプレーイング3は「ドロップエリア」なので、球はドロップしなければならず、ティアップすることはできません。
解説  吉備CCのローカルルールでは、次の通り定められています。
「6番ホール、17番ホールで球が前方のラテラル・ウォーターハザードにあることが分かっているか、ほぼ確実な場合には、規則26-1に従って処置するか、あるいは1打を付加して指定ドロップ区域に球をドロップしプレーすることができる」
 このように、6番ホール、17番ホールの赤ティは「指定ドロップ区域」です。よって、球はドロップされなければならないのです。 (なお、「規則26-1」は通常のラテラル・ウォーターハザードの処置のことです。内容はゴルフ規則書P131をご参照ください)

▲ページトップに戻る

球を蹴ってしまった!(自分が or 同伴者が) (2011年8月号掲載)
Q  ストロークプレーで、ラフに入った球を捜索中、
 ① プレーヤーの球をプレーヤー自身が蹴ってしまった場合、
 ② プレーヤーの球を同伴プレーヤーが蹴ってしまった場合、
 それぞれどうなるのでしょうか。
A  ①はプレーヤーに1打罰、②は誰にも罰はありません。どちらの場合も、球は元の位置にリプレースしなければなりません。
解説  「止まっている球が動かされた場合」については、規則18で定められています。その中の、規則18-2aにはこうあります。
 プレーヤーの球がインプレーの場合で次のときは、プレーヤーは1打の罰を受ける。
  • プレーヤーかパートナー、またはそのどちらかのキャディーが次のことをしたとき。ただし、規則で許されているときを除く。
    • 球を拾い上げたり動かしたとき
    • 故意に球に触れたとき(アドレスの際にクラブに球が触れたときを除く)
    • 球の動く原因となることをしたとき
  • プレーヤーやパートナーの携帯品が球の動く原因となったとき。
球が動かされた場合、その球はリプレースされなければならない。
 質問の①のケースはこれに該当するので、プレーヤーは1打罰を受け、球は元の位置にリプレースしなければなりません。
 一方、規則18-4にはこうあります。
 (ストロークプレーで)同伴競技者またはそのキャディーや携帯品が競技者の球を動かしたり、球に触れたり、球の動く原因となっても罰はない。球が動かされたときは、その球はリプレースしなければならない。
 ②のケースはこれに該当します。よって、この場合は、だれにも罰はなく、球は元の位置にリプレースしなければなりません。

▲ページトップに戻る

打った球が同伴競技者に当たった! (2011年7月号掲載)
Q  グリーンの外からアプローチをしたところ、歩いていた同伴競技者に当たってしまった。この場合、どうすればいいのでしょう?
A  同伴競技者は「局外者」なので、誰にも罰はなく、球が止まったところからプレーします。
解説  規則19-1では、グリーンの外からストロークされた球について、次の通り定められています。
「プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合は『ラブオブザグリーン』であって、誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない」
 よって、質問のケースでは、誰にも罰はなく、球が止まったところからプレーとなります。

 ただし、パッティンググリーン上で球がストロークされた場合は、上記とは異なります。
「パッティンググリーン上でストロークされて動いているプレーヤーの球が、動いている局外者や生きている局外者(ミミズや虫その他類似のものを除く)によって方向を変えられたり止められた場合や、その局外者の中か上に止まった場合、そのストロークは取り消しとなる。その球はリプレースして再プレーされなければならない。」
 また、「パッティンググリーンの外でストロークされて動いているプレーヤーの球」が、「動いている局外者」や、「生きている局外者」の、中か上に止まった場合には、次の通りとなります。
「その球はその局外者の中や上に止まったところの真下にできるだけ近く、ホールに近づかない箇所に、スルーザグリーンやハザード内ではドロップ、パッティンググリーン上ではプレースされなければならない。」

▲ページトップに戻る

OBの見分け方 (2011年6月号掲載)
Q  球がOBぎりぎりのところにある場合、どこからがOBで、どこまでがセーフなのでしょうか?
A  下の図の点線がOBの境界線となり、球全体がこの線より外にある場合、その球はOBとなります。(球の一部でも線の内側にあればセーフです。)
 OB図解
解説  規則では、OBの境界線は、杭の「内側」の「地表レベル」の点を結んだ線になります。
 「地表レベル」というのは、地表の高さという意味です。つまり、杭の内側の根元を結んだ線がOB線になります。(図の点線)
 球の全体が、この線より外にある場合、その球はOBとなります。一部でも線の内側にあればセーフです。
 OBの限界は垂直に上方に及びます。そのため、木の上にある球などにも、この「地表レベルの点を結んだ線」が適用されます。

▲ページトップに戻る

バンカーレーキを取り除いたら球が動いた! (2011年5月号掲載)
Q  バンカーのふちで、球がバンカーレーキに寄りかかって止まった。バンカーレーキは動かせる障害物なので、取り除いた。すると、球が転がり、バンカーの中に入ってしまった。この場合、どうすればいいのでしょう?
A  無罰で、球を元の位置にリプレースしなければなりません。
解説  規則24-1aでは、動かせる障害物を取り除くことに関して、次のように定められています。
「(動かせる障害物を取り除いた時に)球が動いた場合、その球はリプレースされなければならない。その際、球が動いた原因が障害物を取り除いたことに直接的に結び付けられるときは、罰はない。」
 よって、質問のケースでは、無罰で球をリプレースしなければなりません。
 なお、そのまま球を打ってしまうと、「誤所からのプレー」となり、2打罰となってしまうので気を付けてください。

▲ページトップに戻る

同伴競技者の球を拾い上げてしまった! (2011年4月号掲載)
Q  ストロークプレーでの競技中、ロストボールだと思って拾い上げた球が、実は同伴競技者の球だった。この場合、何か罰はあるのでしょうか。
A  誰にも罰はなく、球は元の位置にリプレースしなければなりません。
解説  規則18-4では、次のように定められています。
 ストロークプレーでは、同伴競技者が競技者の球を動かしたり、球に触れたり、球の動く原因となっても、罰はありません。球が動かされた場合は、その球はリプレースされなければなりません。
 ただし、マッチプレーの場合には、相手の球を捜索中以外の場合に、その球を動かしてしまったり故意に触れたりすると、1打の罰を受けてしまうので気を付けてください。(規則18-3)

▲ページトップに戻る

スタンスが修理地にかかるときは? (2011年3月号掲載)
Q  修理地の外に止まったボールを打とうとすると、スタンスが修理地にかかる。このような場合、修理地からの救済を受けることができるのでしょうか?
A  救済を受けることができます。
解説  「修理地」は、規則では「異常なグラウンド状態」として扱われます。
規則25-1a(異常なグラウンド状態)では、
「球が異常なグラウンド状態の所にあるかそれに触れている場合、または異常なグラウンド状態がプレーヤーのスタンスや意図するスイング区域の妨げになる場合、異常なグラウンド状態による障害が生じたという」
 と規定されており、その場合に救済を受けることができます。
 なお、救済の具体的な内容については、規則25-1bをご参照ください。

▲ページトップに戻る

ティショット前に球を動かした!(2011年2月号掲載)
Q  ティーインググラウンドからプレーするために、ティーアップした球にアドレスしたところ、クラブが球にあたってボールが落ちてしまった。この場合、どうすればいいのでしょう。
A  無罰でもとに戻すことが出来ます。
解説  この場合、プレーヤーはまだ、ティーインググラウンドからストロークを行っていないので、球は「インプレー」ではありません。(定義7「インプレーの球」参照)。
 そのため、規則18-2aによる罰(インプレーの球を動かしたことに対する罰)もないのです。
 プレーヤーは改めて球をティーアップし、ストロークして、球をインプレーとしなければなりません。

▲ページトップに戻る

どちらが自分の球かわからない! (2011年1月号掲載)
Q  プレーヤーAとBがほぼ同じところにティーショットを打ちました。球は両方とも見つかったものの、AとBは同じブランドの同じ番号の球を使っていて、しかも識別の印をつけていなかったので、2人ともどちらが自分の球か区別できませんでした。この場合、どうすればいいのでしょうか。
A  両人とも自分の球を確認できなかったので、両球とも紛失球となります。
解説  用語の定義33「紛失球」では、「球を探し始めてから5分間以内に、球が見つからないか、またはプレーヤーが自分の球であると確認できないとき」に、球は紛失したとみなされることが定められています。
 質問のケースは、球はあるものの、どれが自分の球であるか断定できない状態です。この場合は、プレーヤーが自分の球であると確認できなかったとみなされ、紛失球となってしまいます。
 なお、ゴルフ規則には、規則6(プレーヤー)と規則12(球の捜索と確認)の2箇所に、「正球をプレーする責任はプレーヤー自身にあり、各プレーヤーは、自分の球に識別マークをつけておくべきである。」 とあります。 (裁定集27/10)

▲ページトップに戻る