猫城主・さんじゅーろー物語












 Q 備中松山城にはなぜ、「さんじゅーろー」という猫城主がいるのですか??

  話せば長いのですが、マスコミ、ネット報道をもとに要約してお伝えします!!

猫城主誕生と第1回お忍びの旅
 さんじゅーろーは、オスで3、4歳。幕末の備中松山藩士で新選組に所属した谷三十郎からその名を取っています。元々、飼い猫でしたが、昨年7月の西日本豪雨で高梁が被災した後、家を抜け出してお忍びの旅にお出かけになりました。そして、飼い主さんのご自宅から6キロほど離れた備中松山城三の丸あたりで、やせこけた状態でお城の管理人さんに発見・保護されました。その後、お城に住み着き、観光客への愛嬌のよさから猫城主と呼ばれるようになりました。
 その後、飼い主さんに連絡が付きましたが、お城をとても気に入っているさんじゅーろーの様子や猫城主として親しまれ始めたことから、飼い主さんは苦渋の思いで、市に譲られたそうです。その後、さんじゅーろーは、全国ニュースでも紹介され、被災で激減した観光客のV字回復に一役買いました。

2回お忍びの旅】

 東京から取材が入った関係で、城の周りで放し飼いにされていたさんじゅーろーを前日、観光協会の方がご自宅に連れて帰られました。しかし、ご自宅に着いてから抜け出し、2回目のお忍びの旅に出られました。必死の捜索の結果、19日後にご近所から通報があり、発見・帰城となりました。


さんじゅーろーの魅力
 ネットには、観光客用テーブルの上に横たわり昼寝をしている写真が載っています。先日、撮影に行きましたが、だれにでも愛想がよく、子どもたちにさわられても、どっしり構えて写真におさまります。一方で、一日2回の城内見回りの時は、管理人さんや観光客を従え、威厳のあるお殿様ぶりを見せます。カメラマンに囲まれても、時にはプイと横を向いて取材拒否も(笑)。


 さんじゅーろーのお話から、猫と人間の生き方について、個人的に思うことがありました(ちょっと大げさ?)。自分は自分らしく生きているのだろうか。周りの人の目や評価ばかり気にして生きていないだろうか。そう思うと、猫の生き方、さんじゅーろーの生き方は、魅力的に映るところがあります。

 さんじゅーろーのお話は、被災地となった高梁にとって明るいニュ―スです。お城が気に入って住みついたさんじゅーろーは、備中松山城の魅力を市内外に伝えてくれているようでもあります。皆さん、さんじゅーろーに会いに、お城を見にぜひおいでください。
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