金色の秋      1999/11/12


眠そうな瞳のまま
 
高らかに笑うことはなく
 
風に遊ばれてはゆらゆらと揺れ
 
恥ずかしがりもせず
 
知恵を誇らず
 
心に言葉をつなぎ
 
怒りすら鎮めて
 
まるで木守りの柿の実のように
 
残照の中に佇みたい
 
 

 
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