戦慄の口笛       2015/02/12


冬のお日様が口笛を吹いている
お気楽なものだ
年老いた男は横一文字に唇を結び
いつまで沈黙を守っているつもりだろう
不本意な忍耐の代償には
どんな明日が用意されているのか
 
木々は枝を揺らし
いつものように世間話を始めた
無遠慮にとめどなく続く日常
猫はたまらず
庭の植え込みに身を潜めてしまった
 
 

 
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