MARTIN D−42AJを抱きしめながら    2004/03/16


 風は砂塵を巻き上げ
 枯れ葉は地を走る
 臆病者よ去るがいい
 すでに機は熟した
 耐えきれず詩人がノートを取り出したころ
 おもむろにその男は立ち上がるのだ
 
 歌いびとにしては眼光鋭く
 酒しぶき
 背中には何本ものギター
 なぜだ
 スパイスめくジョークの陰で
 ほとばしる言葉は教訓
 
 

 
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