プライベート バイオレンス 2005/06/19
雨戸をすり抜けるのは夜の風
妖しい街のざわめき
不躾な蛙たち
白い光を放つ月
見覚えのある猫は
獲物を求めて彷徨いはじめるだろう
厳かにヘネシーのコルクを抜こう
今宵の闇を迎えるには
それなりにふさわしい儀式がある
男たちの怒りには隠されたシナリオがあり
ずるい微笑には理由があるのだ
政治を批判するなら
その前に果たすべき責任があるはず
聞く耳は持たない
さあ
無気力な若造たちを殴りに街に出よう
詩集に戻る