読書会で君が 話す言葉がいつも 新鮮すぎて悔しかった 僕は無理に強がり 難解な理論で 純粋な君を煙に巻いた 卒業が近付き 文芸部の仲間と 冬の海辺に旅行をした これからみんなそれぞれ 自分の道を求めて 歩き始める門出の旅 僕は瀬戸の海に誓う 自分らしくあろうと 辛いときには素直に泣こうと 仲間とここにいること この時間のことを 忘れはしない支えにしたい さあみんな頑張ろう 悔やんだりはすまい 雄々しく何度でも立ち上がろう ひとつだけききたい ことがあるにはある とっぽいヤツと笑われるだろうか 文集に載せた 君の詩がなぜか 僕に対する告白に思え ひとつだけききたい ことがあるにはある あれは僕の勘違いかい ★ 新曲シリーズの第2弾です。 基本的には、でっち上げの世界を創作したいと構想を練っています。 でも、どうしてもどこかですれ違った世界に似てる。 私小説風ですが、創作…かな。 タイトルを仮題としたのは、「カモメ」も「卒業」もすでに名作が作られていて、おもしろくないから。 それ以前に、僕の作品でかぶってないかなとも心配しました。 |