魂を時に浮かべて      1999/02/05


もう振り返るしかなくて
夕日が赤く海を染めても
魂を風に浮かべて
カモメのように
波間を漂っていようか
たとえば 酔いしれたかのように
 
 
立ち去るべき瞬間(いま)をのがして
月が白く空を染めても
魂を時に浮かべて
流星のように
宇宙を巡っていようか
道連れは 忍び寄る退屈
 

 
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