2004年の大晦日にテレビの前にいますが、心が寝てます。まったく動きません。 以前は、見たい番組が目白押しだったように記憶しています。家族で、激しくチャンネルの奪い合いをしてましたよ。 今ならテレビも3台あるし、ダブルウィンドウだってあります。 なのに、今年の暮れは、どうしてこんなにつまらないんだろう。 もし、これが今という時代なのだというなら、僕が時代遅れになりつつあるというわけでしょう。 今年に限った話ではなく、20年も30年も留守をしていた僕ら世代の自業自得かもしれません。丘の上にたつ、ペナペナの板で作られた、みんな同じ格好をした小さな家を守るために、僕らは何かを犠牲にしてきましたから。 だけど、こんな番組たちが本当に時代を反映してますか。 歌番組では、忘れられてた人たちや、子供たちばかりが踊ってる。 殴り合いも、アクセントとしては悪くないかもしれないけど、チャンネルふたつも潰しますか。 少なくとも、明確にかぶってますよ。 ああ、僕らは何を観たかったのだろうね。 ラジオは、まだ混沌を切り開こうとしてくれてるのかな。 |