かつて、お好み焼きは誰がなんと言おうと「お好み焼き」だと主張しました。 いわゆる関西風のお好み焼きは、まぎらわしいから「うどん粉焼き」とか、名前を変えるべきだとも。 その発言がきっかけで、京都方面の女性から見捨てられてしまいました。 さっきテレビで、大阪のぼてじゅうが、関西風は自分とこが元祖だと主張していました。昭和20年の創業だと。モダン焼きを始めたのも、ぼてじゅうが最初だと。そして、「広島焼きを参考にした」のだと。 ほらね。 ぼてじゅうは、自社の主張によると、どうやら関西風お好み焼きの元祖らしいです。関西風の元祖が誰だろうと、どっちでもいいけど。そして、モダン焼きについては、広島で親しまれていたお好み焼きを真似たんですね。ぼてじゅうは正直者だし、料理に著作権もないし、別に罪を犯していません。食べ物ですから、真似るのもありです。『お好み焼き』を不器用に真似たものに、「関西風お好み焼き」と名付けるのもいいでしょう。 ただひとつ気に入らないのは、広島の『お好み焼き』を、「広島風お好み焼き」などと、あとから勝手に名前を変えること。 誰が言いはじめたのだろう、ほんと。 それだけは不愉快なのよ。 不愉快だよ。 広島のみんな、それでえんか! こらえたるんか。 ま、ええか。 ぼてじゅうはいまいちだけど、関西風は関西風で嫌いじゃないし。小麦粉に山芋を溶き混ぜたりするのは、関西風でなければ出来ない技だし。そういう意味では、関西焼き、偉いっ!。 よく溶いた小麦粉を薄い紙のようにのばして、大量の野菜や少量の肉、シーフードを包み焼く「お好み焼き」の醍醐味には遠く及ばないにしても。 というか、僕にとっては、『お好み焼き』は精神的にも大切にしたい存在だったりするものですから。 |